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【インプレッション】テネレ700に乗ってみました

社長 河野
更新日

ついにテネレに乗れる時が来た!

コロナウィルスのせいで少し遅れて発売されたテネレ700。このバイクとにかく入荷が少なくて、お客様のバイクの納車はすれどもなかなか自身では乗る機会がなかったのです。

私たちも一応オフロードやってた系のバイクショップ。なのでこのバイクが気にならないはずはありません。

ですが、「エクスクルーシブモデル試乗会※」のための試乗車が9/3、ついにYSP大分に届きました。さすがにオフロードを走るわけにはいきませんが、いよいよ乗ってみるチャンスがやってきたのです!

※エクスクルーシブモデルとはYSPのみで取り扱う上級グレードモデルです。

軽くてよく回る、しかもトルクは強力と評判のよいMT-07エンジン、それがオフロードの車体に搭載されるとどんな感じなのか、想像できなくはないけど興味はつきません。

ちなみに今回の試乗車は「ローダウン仕様」となります。シートがローダウンシートでリンクもローダウンなものに変わっています。テネレ700はローダウン仕様を選んでも通常のものを選んでも価格はどちらも同じなんですよね。

でもローダウン仕様、確かにローダウンしていないものと比べると低いですが、それでも自分には足つきはギリギリそう。お世辞にも「足つきがよい」とはいえないバイクですね。

250オフでは絶対にないパワフルさ

では早速乗ってみましょう!

オフロードモデルというと、YSPですからセローやWR250Rあたりに乗る事は多いのですが、それと比べると700ccは圧倒的でした。

アクセルを開けると「ブワーン」と一気に加速、おお・・おいていかれそうだ!!

オフの公道車でこんなパワフルなバイクあまり乗ったことがありません。さすがにパワーありますね!

スーパーテネレとかがあるじゃないかと言われるかもしれませんが、どちらかというとあちらはツアラーな感じですしね。

パワ-の感覚の近さでいえばコンペモデルのYZ450Fくらいでしょうか。だからダカールラリーを走るWR450Fもこんな感じなのかなぁ、と想像したんですよ。

高速使った県外の林道遠征もできる

パーシャルからでもスロットルひとつで加速していくトルクの余裕はさすが700。上り坂も50キロくらいの速度なら6速でも失速することはなかったです。

試乗車でさすがにやりませんでしたが、多分ウィリーもたやすいのでしょうね。

アドベンチャ-系なので確かに車体もだいぶ大きい、しかし2気筒の270度クランクエンジンはスピードに乗ったときに、市販バイクらしい滑らかさ、気持ちよく走れます。

それはどこまで走っても壊れないし、ライダーも疲れないということにつながりそうです。

高速道路ツーリングも絶対楽しそうですから、県外の林道制覇に高速道路で遠征に行くなんて遊びもできそうですね!

ワインディングが楽しい

そして車体。21/18インチタイヤのオフロードでもっともメジャーなホイルサイズはハンドリングが軽快。モトクロス的にスタンディングしてのステップワークでも切り返しは快適。

もちろんシートに着座してロードバイク的な走行も気持ちよいです。そうなるとモタード仕様のタイヤが欲しくなるかなぁ。

ワインディングに入ると自由自在な感じで、その気持ちよさにどこまでも走りたくなりますね。この楽しさはロードバイクをも上回るかもしれないと思いました!

オフでも振り回せそうな重心の低さ

そしてアドベンチャー系なのにこの車体の重心が低さ。MT-07のコンパクトなエンジンのおかげなのでしょうね。

アドベンチャ-系は重いから、普通はフロントが滑ったり砂地でフロントタイヤが取られたりすると、リカバリーできず倒れるしかないのですが、これならバランスを崩しても足をポンポンとつけばリカバリーできそう。

それはつまり、オフでちゃんと楽しめることにつながりそうです。

今回試乗のときはガソリンタンクはフル満タンだったのですが、それを感じさせないくらいの軽快感で、ヤマハが本気で作ったまぎれもないオフロードモデルなのだとあらためて思いました。

強力なフロントブレーキ

ABSについては舗装路で走っていても、リアブレーキABSが作動している感はしょっちゅうあります。わりと介入が多い感じです。

ただフロントのダブルディスクは街中ではガツンと衝撃があるくらい効かせることができます。ABSが効きすぎると反応がなさすぎて走りづらいことが多いのですが、これは意外に強めに効くブレーキですね。

オフロード対応時は、ABSはOFFスイッチがありますので林道ではカットして楽しめます。コーナー侵入時にターンのきっかけとするようなテクニックもできますよ。

これがこれからのオフバイクのあるべき姿か

結局のところこのテネレ700、スーパーテネレ1200のサイズダウン版というよりも、むしろWR250Rの進化版といったほうがよいのかもしれません。

テネレ700の存在は、セロー250がなくなろうとしている今、次世代のオフロードバイクはどう存在するべきかを体現しているのかもしれません。

様々な規制で軽量級、小排気量のオフロード車が姿を消そうとしている今ですが、大型免許が必要ではあるものの、排ガス規制、ABSを装着をクリアしたオフロードバイク。

こういうバイクがこれからも存在できるならオフの楽しみも絶やさずに済むのかもしれませんね。

 

 

ヘッドライトはLED4灯 ロービームが上2灯 ハイビームで全部点灯

 

ステップはスーパーテネレ同様中央にラバーが入ったタイプ。スタンディング時のホールド感はよい

 

タイヤはピレリのスコーピオンラリー

 

ABSをカットしたところ メーターに「OFF ROAD」の表示が出る

 

ローダウン仕様リンク、ローダウンシートはやや角が当たる感じが気になった

 

ハンドル位置はセローなどよりは少し遠いが気になるほどではない

 

防風効果がありそうなスクリーンとハンドガード。高速で試したいところ

 

サスは大ジャンプが飛べるほどではないものの。平均的トレールモデルなみの性能はありそう。

 

ヤマハ発動機株式会社 テネレ700