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FZ1 FAZER GTの車検整備
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FAZER GTの車検入れて頂きました
ハーフカウルのFZ-1にワイズギア製のフルカウルキットを装着して発売された
FZ-1 FAZERGT
当時、快適装備としてフルカウルとロングスクリーン、そして元々FZ-1には装着されてなかったヘルメットホルダーが装備された快適性と実用性を向上させたモデルです。
今回、オーナー様から新車で購入後3度目の車検を、ご依頼頂きました。
では、早速作業に取り掛かります。
間もなく走行距離が2万キロになるので、プラグ・エアーエレメント・オイルなどの
消耗品交換と、スロットルボディーの清掃。
カウルやタンクなどの外装を外し作業しやすくしていきます。
FZ-1はプラグを交換するのにラジエターを取り外す必要がある為、クーラントも抜いてしまいます。
ちなみにダイレクトイグニションコイルが、この位置に見えますが手の入る隙間はありません。
ラジエターを取り外すと、やっと交換作業が出来るのですが、ここまでに結構時間がかかってしまい、大変な作業なんです。
プラグを交換したら、ラジエターを取付けて終了。
次に、スロットルボディーの清掃。
エアクリーナー側から見ると汚れてる様には見えませんが⇩
反対のエンジン側は、かなり汚れてしまってます⇩
キャブレターであればキャブクリーナーを吹き込み、汚れが浮いてから掃除していくのですが、スロットルボディーの清掃にキャブクリーナーはダメとサービスマニュアルに記載されてるので、パーツクリーナーで汚れを落としていきますが⇩
さすがにキレイには落とせないので、綿棒を使いキズをつけない様に地道に掃除していきます。
30~40分ほどかかって、ここまでキレイにしました⇩
落ちた汚れです⇩
スロットルボディーが汚れていると排ガスの数値も悪くなったり、アイドリングが安定しなくなるなどの症状が出てしまうので、走行距離が伸びてきたら清掃した方がいいです。
そしてエアーエレメントも交換。
エレメントは外からの空気を吸い込むだけでなく、エンジン内部のブロパイガスもエアクリーナーに吸い込ませてる為、確実に汚れてます⇩
新品に交換⇩
そして、ブレーキオイルも交換します。
前回の車検で交換をしてますが、さすがに2年経つと黒く変色⇩
交換後がこちら⇩
ちゃんとマスターシリンダーの底が確認できるぐらいキレイです。
あとはネジのゆるみやチェーンなどの調整などを整備して、最後に洗車をします。
ホイールにはブレーキパットの削れた汚れが付着しているので黒から灰色に⇩
ホイールは中々磨きにくいので地道に磨いて、なんとかキレイになりました⇩
外した外装も洗ってキレイに⇩
これで作業終了。
あとは陸運局に持込、検査して問題なければ車検が全て終了になります。